いのちの環
子供を産んだその日から 女は母になります
生まれたてのわが子の顔を拝んだ日から 女は母になります
ふたつの乳はふくらみ 乳がにじみ出てきます。
その体の変化は 子宮が膨らみ 陣痛が来て お産をするのと同じくらい
いえ それ以上に痛く、泣きたくなります。
でも その痛みを忘れさせてくれるほど
生まれたての我が子は愛おしく
この小さな命を育てることに喜びを見出した時に 女は母になります
どんな小さな命も 愛され 祝福されるために生を受けています
命を輝かせるために 生まれてきています
でも 私たちのまわりには あまりにも誘惑が多く 見せかけの愛も多く
自分が何のために生きているのか 分からなくなってしまう時があります
自分自身は 捧げものであることを 忘れてしまった時 争いが始まります
争いは苦しみを呼び 苦しみは悲しみ 憎しみを呼びこみます
この世に生を受けた私たちは 捧げものです
いのちの環への捧げものです
めくるめく大自然の環への捧げものです
風が吹けば 風に祈りを託し
雨が降れば 悲しんでいる人とともに涙を流し
晴れの日には 子供たちと共に無心に笑い転げ
雪の日には 凍える空をあおぎ 暖炉を暖めながら春を待ちわび
嵐の日には 己の心の汚れを払い
私の体を気遣うように あなたの幸せを祈り
歌い 踊り 祭りで命を讃歌する
聖なる火を囲み 生あるものも生を終えたものも共に交わり
歌い 踊り 命の喜びを賛歌する
大地を敬い 水に感謝し 森の声を聞き 風に祈る
Mother spirit
その目覚め
全ての命は 全ての命への捧げもの
どうか どうか そのことを思い出してくださいますように。
※13人のグランマザー「いのちの環」より
随分前ですが 大切な方から教えてもらいました。
今ここに私がいるということは すごい奇跡。つながってきている命に感謝。
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